禁酒生活を送っていると、いつ、飲酒生活に戻るかもしれぬという不安が、少なからずとも付きまとうと思う。
もし一滴でも飲んでしまったら、その瞬間から重度のアルコール依存症というスタート地点から逆戻りという、洗脳を行う者もいる。
そんな、ありもしない都市伝説を、バカみたいに信じてしまい、飲酒生活に逆戻りするという事を、何度も繰り返してきた。
だからこそ、どうすれば、正しいアルコールの認識に立ち戻り、酒を飲まないでいる事が普通であるという状態に戻る方法が必要だと思う。
そう考えると、先日書いた「禁酒セラピー内容・効果・感想・まとめ」に書いた内容が、自分自身に刺さる部分があった。
禁酒セラピーを「教科書」として、自身のアルコール依存症の根本的な問題を把握し動機付けし、具体的な行動ステップを作る「問題集」と、アフターフォローができる「フォローメール」のシステムを作れば、アルコール依存症で悩む方を救うことができそうですね!

閃いた!
そうか、自分自身が正しい方法で最短で、もどるシステムを作ればいいのか!
問題集については、アルコールについての正しい認識が薄れ、「何か足りない部分を埋めてくれるかもしれない」という誤った認識を取り払うため、自分自身で考え、答えを導き出す「問題集」を作ればいいじゃないか。
また、アフターフォローについても、定期的にメールが配信できるシステムを組み込めば、文字を打ち込むだけでできるじゃないか!
閃きが、頭をよぎった。
今まで、アルコール問題について、克服したかと思えば、再度つまづいて、追い詰められて追い詰められた結果、やっと、アルコールの正しい認識を思い出して、禁酒を行うというプロセスを踏んでいる。
しかも、克服までにかかる時間は長くなっている。
そう、忘れた頃にやってくる、「挫折」の為に、今、成功しているからこそできる事をする事が必要だ。
私は、この一連の流れを「禁酒システム」として、将来の自分のために開発する!
本日は、禁酒に関する本で、劇的に効果があると言われる「禁酒セラピー」の内容・効果・まとめをお伝えします。
【禁酒セラピーの内容・効果】

タイトル:読むだけで絶対やめられる 禁酒セラピー
著者:アレン・カー
ページ数:207ページ
あらすじ:お酒という迷路を抜け出す正確な地図。全ての悩めるお酒のみに贈る画期的な禁酒法。
推定五百万人以上が禁煙に成功している「禁煙セラピー」を考案した著者が教える、安くて簡単で一回きり、誰にでも効くアルコール依存症の治療法。
【禁酒セラピーの感想】
○アルコール依存症の真実を知る!
私は、アルコール依存症について、医学的な書籍を見ていると、
「病気」としてとらえられており、
一度、アルコール依存症になると、抜け出す事が困難、もしくは、出来ない病気であると脅され続けていました。
具体的には、 お酒を一滴でも口にすると、もっと飲みたくなる衝動にかられ、ついには、際限なく飲んでしまう肉体的、精神的な病気にかかっている人アルコール依存者は、遺伝子のレベルで普通の人と異なるという考えで、
遺伝子レベルでアルコール依存症なら、どうしようもないじゃん(><)
と、半ば諦めていました。
しかし、
禁酒セラピーでは、アルコール依存症を「飲酒をコントロールできていないことに気づいた人」と定義しています。
という事は、遺伝子レベルで飲酒をコントロールできなくなるという病気ではないという事になり、アルコール地獄から抜け出すことができるようになる可能性が出てくるのです。
また、禁酒セラピーでは、読者に
「元アルコール依存者」になってもらうのが目的となっています。
つまり、二度とお酒を飲まないと決めた人である、
「回復中のアルコール依存者」ではなく、以前はアルコール依存症に苦しんでいたが、今は
完全に問題を克服している人である
「元アルコール依存者」になることを目的に書かれています。
では、
「完全に問題を克服している」ということは、どのようなことなのでしょうか?
答えは、
飲酒コントロールを妨げている要因を取り除く事です。
○脱・洗脳!
飲酒コントロールを妨げている要因に破滅の飲み物である酒の罠、
「洗脳」があります
1.人間の心と体はもともと弱いもので、人生を楽しんだりストレスを解消するためには何かの助けが必要である
2.人間の弱さを埋め合わせてくれるのが、お酒だ
3.人間を造った創造主より人間は賢い
1と2については、文字を見ただけでわかりますが、3について、補足を入れます。
人間を造った創造主より人間は賢いということで伝えたいことは、アルコールを摂取すると、体は警告灯を出します。
飲酒中なら、判断能力の低下や、思考の麻痺、身体のフラつきがあります。
翌日の症状ならめまいや吐き気などの二日酔い症状です。
それらの警告灯を身体が出しており、明らかにそれらの症状を収めるには、アルコールの摂取をやめれば良いという事が分かっているにもかかわらず、1と2の洗脳から、身体の警告灯よりも、弱さを埋め合わせる為の最良の薬としてアルコールが必要であると勘違いしているという事です。
まとめると、
アルコールを摂取するということを、人間のおごりとして、「人間を造った創造主(身体のサイン)より、人間(アルコールが埋めてくれるという洗脳)が賢いと、誤った洗脳を受けていることを表しています。
(感想)
わかった。俺らは、何かが足りないと、アルコールメーカーからそそのかされ、
酒さえ飲めば、足りない何かが埋められると、バカみたいに洗脳されていたんだ。
○お酒という迷路を抜け出す正確な地図
これまでの内容を見ていただけると、飲酒の洗脳が徐々に解けてきたのではないでしょうか?
ですが、頭で理解しても、禁酒する為には具体的にどのようにすれば良いのか、わからないと思います。
ですが、禁酒セラピーには、
「お酒という迷路を抜け出す正確な地図」が描かれています。
それは、
「簡単にお酒をやめる方法-16の決まりごと」として、具体的に書かれています。
私自身も防備録的に、こちらに記載をしたいと思ったのですが、
「簡単にお酒をやめる方法-16の決まりごと」
を行う前に、3つのチェックをクリアしていないと前に進むことができないのです。
1.飲酒に利点はないとしっかり理解できていますか?
2.節酒してもうまくいかない理由をよく理解できていますか?
3.アルコール依存症者には肉体的にも精神的にも先天的欠陥はないということを覚えていますか?
これらの事の理解を充分に行うには、禁酒セラピーを実際に手に取り、熟読し、ご自身で理解する必要があります。
その為に、
「簡単にお酒をやめる方法-16の決まりごと」は、あえて今回は載せていません。
ぜひ、あなたも手に取り、
「簡単にお酒をやめる方法-16の決まりごと」のページをあなたの手で開いてください。
【禁酒セラピーのレビュー】
レビュー :星4/5
アルコール依存症の本質を突いた、素晴らしい教科書です。
私自身も、禁酒セラピーを読み、アルコール依存症の本質を知る事で、禁酒する事ができました。
ですが、足りないと感じる点もあります。
①具体的な行動ステップ(特に禁酒1週間の間)
②自分自身がなぜ、飲酒をするのかという、アルコールを摂取する自分自身の心の中の問題について考える事
③禁酒後のアフターフォロー
ここまで望むのは、一般の書籍には無理ですね(汗)
レビュー :星5/5(満点)
レビュー改めさせていただき、教科書としては満点とします!
ですが、禁酒セラピーを「教科書」として、自身のアルコール依存症の根本的な問題を把握し動機付けし、具体的な行動ステップを作る「問題集」と、アフターフォローができる「フォローメール」のシステムを作れば、アルコール依存症で悩む方を救うことができそうですね!
何はともあれ、アルコール依存症から脱出する為の教科書なので、まだ持っていない方は、どうぞ。